現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?

ここから本文です

「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?

掲載 22
「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?

 2023年秋に開催されたジャパンモビリティショー2023で、ホンダがワールドプレミアし、大いに話題となった「プレリュードコンセプト」。運転する楽しみ(ドライビングプレジャー)を追求し続け、継承していくことを表現したというプレリュードコンセプトであるだけに、2025年登場とされている市販モデルでは、スポーツグレードも期待したいところです。ホンダのスポーツグレードといえば、「タイプR」。はたして、プレリュード「タイプR」は実現するのでしょうか。

文:吉川賢一/写真:HONDA、JAMA

「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか?

シビックと同じ前輪駆動のスポーツハイブリッドであるはず

 「アンリミテッド・グライド」をイメージコンセプトとするプレリュードコンセプト。ローアンドワイドなエクステリアデザインは、大空を舞うグライダーをイメージしているそうで、「デートカー」といわれた往年のプレリュードのオーラと、2ドアクーペボディならではの気品を併せもつ雰囲気に仕上がっています。ホンダによると、このプレリュードコンセプトのターゲットは、X世代とZ世代の間とのこと。親世代と子供世代が共に移動するスペシャリティ・クーペとしてデザインされているそうです。

 すぐにでも市販できそうな気配もある出来栄えだったプレリュードコンセプトですが、本稿執筆時点(2024年5月初旬)で判明しているのは、エクステリアデザインとパワートレインがハイブリッドであるなど、ごく限られた情報のみ。ただ、ホンダの広報担当者によると、プレリュードコンセプトの開発担当者はシビックの担当者と同じとのこと。開発担当部署が同じということは、シビックと同じ前輪駆動のスポーツハイブリッドだと考えられます。

プレリュードコンセプトの詳細なスペックは不明だが、全長4,500mm前後、全幅1,800mm程度に見え、シビックよりも全長が短いクーペとなる

アウタードアハンドルがスムーズ化されていたり、車両後端まで滑らかに繋がったルーフライン、トランクエンドのダックテールなど、エアロダイナミクスのポテンシャルも高そうだ

全長が短く、車両重心が低いプレリュードのほうが運動性能はよくなるはず

 詳細なスペックは不明ですが、プレリュードコンセプトの全長は4,500mm前後、全幅は1,800mm程度と、シビック(全長4,550mm、全幅1,800mm)よりは全長が短いスタイリング。キャビンは小さめで、全高も低められているようにみえることから、車両重心もシビックよりも低いことが考えられます。

 シビックよりも全長が短く車両重心が低いとなると、プレリュードコンセプトは、シビックよりも運動性能的に有利であるはずで、スポーツグレードにはかなり期待が高まります。

 エンジン、マニュアルトランスミッションといったドライブトレーンから、サスペンション周りなどはシビックタイプRのパーツを流用したうえで、ハイグリップタイヤ&大径ホイールを装着し、さらにはボディやフロアの補強として構造用接着剤の塗布長さの延長、またワイドタイヤを装着するため、前後フェンダーのワイド化(シビックタイプRはシビック比で左右合計90mmの拡幅)も必要ですし、エアロダイナミクスパーツも専用設計が必要でしょう。こうして、ひと通りのカスタムを施せば、シビックタイプRとならぶスポーツモデルとなることは、難しくないのでは、と思われます。

エアロダイナミクスとロー&ワイドフォルムを融合したシビックタイプRのデザイン。ルーフ部分が長いため、その車両重心が上がる傾向にある

プレリュードは「タイプS」くらいにとどまるのでは!??

 ただ、筆者は、次期プレリュードにタイプRが誕生する可能性は低いと考えます。シビックタイプRは、ここ3世代ほど、世界FF最速モデルの称号を争いながら、進化を続けてきました。その知名度は、日本国内はもちろんのこと、北米や欧州、アジア圏でも高く、いまや世界クラス。知名度が上がったことでファンも増え、高くても売れるモデルとなっており、新型車が出ると即完売、そして倍近い値段で転売されていくほどの存在です。

 この状況は、ホンダにとって大切にしなければならないものであり、プレリュードのほうが運動性能的に有利とはいえ、「タイプR」の称号は、そうそう簡単には与えられないもの。スーパースポーツとして誕生した2代目NSXですら、与えられたのはタイプSでした。そんな「タイプR」という称号を、突如出てきたプレリュードに与えることは考えにくく、プレリュードはせいぜい、「タイプS」くらいにとどまるのではないでしょうか。

プレリュードにスポーツバージョンが誕生しても、「タイプS」にとどまると予測

◆     ◆     ◆

 「タイプR」は難しいかもしれませんが、プレリュードのスポーツグレードには、かなり期待が出来そう。2025年の登場が非常に楽しみです。

【画像ギャラリー】「タイプR」の設定はあるか!?? 2025年に市販モデルが登場するとされるホンダ「PRELUDE Concept」(15枚)

投稿 「復活発売」までは間違いない新型プレリュードに「タイプR」は設定されるのか? は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

こんな記事も読まれています

トヨタの名車[セリカ]ついに復活か!? まさかの400馬力超え[ラグジュアリークーペ]に大変身?
トヨタの名車[セリカ]ついに復活か!? まさかの400馬力超え[ラグジュアリークーペ]に大変身?
ベストカーWeb
グラマラスな豊満ボディがたまらない! Z31型フェアレディZ後期型が欲しい! はたして今いくらで買えるのか?
グラマラスな豊満ボディがたまらない! Z31型フェアレディZ後期型が欲しい! はたして今いくらで買えるのか?
ベストカーWeb
試乗プレイバック  中古車見つけたら即買い!!! 日産ジュークNISMOはチューニングSUVのパイオニア!!
試乗プレイバック  中古車見つけたら即買い!!! 日産ジュークNISMOはチューニングSUVのパイオニア!!
ベストカーWeb
超エレガントな初代[プレセア]は日産版カリーナED]!? スタイリッシュ4ドアクーペの優雅なスタイルは唯我独尊!!
超エレガントな初代[プレセア]は日産版カリーナED]!? スタイリッシュ4ドアクーペの優雅なスタイルは唯我独尊!!
ベストカーWeb
次期オデッセイはどうなる?ホンダのフラグシップミニバンを予測
次期オデッセイはどうなる?ホンダのフラグシップミニバンを予測
ベストカーWeb
えええ、2代目イプサムやっす!! 初代に比べて高級感マシマシだったのに200万円台前半ってマジかよ
えええ、2代目イプサムやっす!! 初代に比べて高級感マシマシだったのに200万円台前半ってマジかよ
ベストカーWeb
リトラにオープンにミッドシップ! MR2ってイケイケな装備を詰め込んだ夢のクルマだったよね?
リトラにオープンにミッドシップ! MR2ってイケイケな装備を詰め込んだ夢のクルマだったよね?
ベストカーWeb
アルト並の100万台前半スタート!! RAV4こそやっぱショートだろ!! 今再びの投入はどうだ!?!?
アルト並の100万台前半スタート!! RAV4こそやっぱショートだろ!! 今再びの投入はどうだ!?!?
ベストカーWeb
新型スカイラインは電動四駆で!! 次期型熱望しつつうっかり妄想してみた
新型スカイラインは電動四駆で!! 次期型熱望しつつうっかり妄想してみた
ベストカーWeb
いやー変えすぎじゃない!? シーラカンス状態だった[デボネア]のフルモデルチェンジは正解だったのか!?!?
いやー変えすぎじゃない!? シーラカンス状態だった[デボネア]のフルモデルチェンジは正解だったのか!?!?
ベストカーWeb
時代が悪かった……売れなかったけどトヨタのスタイリッシュなコンパクト[4ドアクーペ]だった! カローラセレスとスプリンターマリノを覚えているか!!
時代が悪かった……売れなかったけどトヨタのスタイリッシュなコンパクト[4ドアクーペ]だった! カローラセレスとスプリンターマリノを覚えているか!!
ベストカーWeb
[新型CX-80]素直にカッコイイ!! でもCX-60にソックリだし…なんかモノ足りない気も一体なんだ!?!?
[新型CX-80]素直にカッコイイ!! でもCX-60にソックリだし…なんかモノ足りない気も一体なんだ!?!?
ベストカーWeb
んんん!? CとEのクーペが融合!? 新型CLEは超絶メルセデスなクーペだぜ
んんん!? CとEのクーペが融合!? 新型CLEは超絶メルセデスなクーペだぜ
ベストカーWeb
タイ製も日本クオリティ超え!? [新型アコード]は質感が爆増!! 心地よいハンドリングを実現できたワケ
タイ製も日本クオリティ超え!? [新型アコード]は質感が爆増!! 心地よいハンドリングを実現できたワケ
ベストカーWeb
これは売れそう!! 次期ロッキー/ライズが[ランクル250]似になる可能性はゼロではないってマジ!?
これは売れそう!! 次期ロッキー/ライズが[ランクル250]似になる可能性はゼロではないってマジ!?
ベストカーWeb
[初代レガシィ]ならツーリングワゴンよりセダンだ! 実はこっちのほうが本命!? [WRX S4]のご先祖モデルに最敬礼!!
[初代レガシィ]ならツーリングワゴンよりセダンだ! 実はこっちのほうが本命!? [WRX S4]のご先祖モデルに最敬礼!!
ベストカーWeb
電気自動車時代で汚名返上を狙え! ネックはエンジンだけだったのよ……今こそiQをEVで復活じゃない?
電気自動車時代で汚名返上を狙え! ネックはエンジンだけだったのよ……今こそiQをEVで復活じゃない?
ベストカーWeb
超貴重  今読み返しても熱~い!! 86&BRZデビュー1年後の多田哲哉CEスペシャルインタビュー
超貴重  今読み返しても熱~い!! 86&BRZデビュー1年後の多田哲哉CEスペシャルインタビュー
ベストカーWeb

みんなのコメント

22件
  • mcv********
    この記者、プレリュードという車を全く解っていない。
    ホンダがちょっとスポーツ寄りな車を出すと「タイプRは?」みたいな事を書くが、車格やコンセプトを全く解っていない。
    個人的にはこの記事、友達同士の会話レベルの内容だと思う。
  • rvu********
    タイプRはこの車のキャラに合わないし、タイプSはいまはアキュラ系限定。スポーツグレードを出すとしたらSi(北米)/RS(国内)かな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.6399.0万円

中古車を検索
プレリュードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.6399.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村